ライフステージ別 ― ワンちゃんのヘルスケアとベーシックな検査

いつまでも子供のように見えるワンちゃん。大型犬と比べて成長の速い小型犬は生後8~10ヵ月で体がほぼ出来上がります。
そして、8歳前後から中高齢期に入り病気の発症率も高くなります。ライフステージ毎に適切なケアを心がけてあげましょう。

※成⻑速度や⽼化は、品種や体のサイズ、⽣活習慣で個体差があります。例えば⼤型⽝は、ゆっくりと成⻑し早く⽼化するとされています。

中高齢犬期

●この時期は、心臓病、慢性腎臓病、内分泌疾患など、様々な病気の発症率が高くなります。
中高齢犬期に入る前の7歳頃から少なくとも1年に2回の定期的な健康診断をしてあげましょう。

●様々な病気の発症率が高くなる時期なので、より行動の変化に注意してあげます。
気づいたことや心配なことがあれば、すぐ動物病院に相談しましょう。

動物病院で行う基本的なこと

■ 身体検査と診察:

1年に2回が目安

■ 中高齢犬期用ベーシック検査■ 中高齢犬期用ベーシック検査

■ 栄養管理:

食事の内容や量、回数などを相談

■ デンタルケア

■ ワクチン接種:

狂犬病ワクチン
混合ワクチン

接種履歴や生活環境、健康状態に応じて実施

■ 寄生虫の管理:

消化管内寄生虫は、便検査と必要に応じて駆虫薬を投与

 
中高齢犬期用ベーシック検査
この時期から状態によって発症率の高くなる病気の検査項目を加えて実施します。 ※リンク先で詳しい情報をご覧いただけます

完全血球計算、血液化学検査、尿検査

フィラリア抗原検査:
*1年に1回行います。フィラリア検査のための採血で同時に健康診断の血液検査も行ってあげましょう。

便検査:
毎回の健康診断での実施が目安