ライフステージ別 ― ねこちゃんのヘルスケアとベーシックな検査

はじめて家に迎えた日から、長くすこやかに一緒に暮らすためのヘルスケアのはじまりです。ねこちゃんは、ワンちゃんと
くらべて病気を隠しがち。獣医師の先生と相談しながらライフステージ毎に適切なケアを心がけてあげましょう。

※成⻑速度や⽼化は、品種や体のサイズで個体差があります。⾷事内容、室内のみか、外にも出るか等、⽣活習慣も影響します。

中高齢猫期

病気の発症率が高くなるとされる時期です。気になることがあれば、すぐ動物病院に相談しましょう

●この時期は、甲状腺機能亢進症、慢性腎臓病、関節炎、糖尿病など、様々な病気の発症率が高くなります。
7歳頃から少なくとも1年に2回の定期的な健康診断をしてあげましょう。

●様々な病気の発症率が高くなる時期なので、より行動の変化に注意してあげます。
気づいたことや心配なことがあれば、すぐ動物病院に相談しましょう。

動物病院で行う基本的なこと

■ 身体検査と診察:

1年に2回が目安

■ 中高齢猫期用ベーシック検査■ 中高齢猫期用ベーシック検査

■ 栄養管理:

食事の内容や量、回数などを相談

■ デンタルケア

■ ワクチン接種:

接種履歴や生活環境、健康状態に応じて実施

■ 寄生虫の管理:

消化管内寄生虫は、便検査と必要に応じて駆虫薬を投与

 
中高齢猫期用ベーシック検査
この時期から発症率の高くなる甲状腺機能亢進症の検査項目を加えて実施します。 ※リンク先で詳しい情報をご覧いただけます

完全血球計算、血液化学検査、尿検査
甲状腺疾患の有無を調べる T4検査

猫白血病ウイルス抗原/
猫免疫不全ウイルス抗体の同時検査

 *屋外飼育、多頭飼育など感染リスクの高い場合に検査します。

便検査:
毎回の健康診断での実施が目安